千葉県流山市/プロテスタントのキリスト教会です。

ルカの福音書「あなたを捜す神」

序:捜す神

・ルカの主題の一つは「捜す」。
19:10 人の子は、失われた者を捜して救うために来たのです。」
・神が私たち一人一人を捜し求めていることを重要なメッセージとして語っている。

1:事実に基づく福音書

・ルカは丹念に調査し、歴史的事実に基づきキリストの福音をまとめた。→ルカ1:1~4
・ルカは、救い主イエスが地上に来られたことは歴史的事実と明言する。→1:5, 2:1~2
・キリストの謙遜さ、そこに人知を超えた神の救い、福音の真髄がある。
・キリストの謙遜は、弱者や病人、罪人と呼ばれる人々と交わることに表れている。→ルカ2:8~11
・神は、イエス・キリストを通して失われた人を捜す。
15:4 あなたがたのうちのだれかが羊を百匹持っていて、そのうちの一匹をなくしたら、その人は九十九匹を野に残して、いなくなった一匹を見つけるまで捜し歩かないでしょうか。

2:救いは神から

・神の救いには救われた者に大きな変化が伴うことを、ザアカイを通して示す。
・「失われた人」とは、本来あるべきところからいなくなった者。全人類を指す。→19:1~2
・当時の取税人は、住民から多く徴収し利ざやを稼ぎ巨万の富を得、罪人とあざけられた。
・キリストのうわさを聞き、会いたいと熱心に願うザアカイ。→19:3
・ザアカイの心の奥底にある求めと、苦しみを知るイエスはザアカイの名を呼ぶ。
19:5「ザアカイ、急いで降りて来なさい。わたしは今日、あなたの家に泊まることにしているから。」
・イエスの呼び掛けに、喜んでイエスを家に迎えたザアカイに大きな変化が起きた。→19:6~8

3:救いは悔い改め

・イエス・キリストを受け入れたザアカイは今までにない考えられないことをした。→19:8
・ザアカイの異例の施しと償いを見て、キリストは救いの宣言をされる。
19:9「今日、救いがこの家に来ました。この人もアブラハムの子なのですから。」
・「救い」とは、イエスを心に迎え信じたその時だけではなく、その後の歩みも含まれる。
・「救い(新生)」と「聖化」を別に考えると、聖化の歩みが功績主義に陥る。
・主イエスがザアカイの行いを見て「救いが来た」と言われた意味は18章との比較。→18:22
・ザアカイの善行は、神の正義からは程遠かった。しかし、主イエスは「救いが来た」と宣言。
・主イエスが言われた「救いが来た」とは、「救いが始まった」ということ。
24:47 その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、あらゆる国の人々に宣べ伝えられる。エルサレムから開始して・・・。
・悔い改めて信じるとは、神に向かって歩み始めるという新しい方向性のこと。

4:あなたを捜すイエス

・「救い」とは、主イエスを信じた新生とその後の聖化も含む神の恵みによる一つの出来事。
・救いの出来事はいつでも起こる。主イエスがいつも私たちのことを捜しに来てくださるゆえ。
・私たちがすることは、主イエスを大喜びで迎え、神に喜ばれる歩みに向かうこと。
19:9イエスは彼に言われた。「今日、救いがこの家に来ました。この人もアブラハムの子なのですから。
19:10人の子は、失われた者を捜して救うために来たのです。」
・私たちは、いつまでも、どこまでも、イエス・キリストと共に歩みたい。

聖書66巻

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