千葉県流山市/プロテスタントのキリスト教会です。

ヨハネの黙示録「涙はぬぐわれる」

序:聖書全体

・聖書全体は神の思いによって一貫している。
・聖書の初めの言葉 →創世記1:1
・聖書の終わりの言葉 →黙示録22:20-21
・人間の地上の出発点と終着点はイエス・キリスト。
・聖書は、人間を主イエスによって罪から救い、神のもとに立ち返せるための福音書。
ヨハネ3:16 神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、
一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。

1:アルファ、オメガ

・黙示録が記された紀元90年頃、ローマ皇帝(ドミティアヌス)は教会に激しい迫害をした。
・ヨハネはパトモス島に流刑。教会は根絶される危機にある中、ヨハネは神の幻を見た。→1:1
1:8 やがて来られる方、全能者がこう言われる。「わたしはアルファであり、オメガである。」
・「アルファ…オメガ」はギリシャ語のアルファベットの最初と最後。
・主イエスはこの世界の初めから終わりまで君臨される、真の支配者、真の勝利者。
・本書は、当時存在した7つの教会宛てに書かれたが、歴史の全教会に向けても語られている。
・黙示録は現世界で起きていることを示しているように思える箇所が多くある。
・「獣」、「竜」、「大バビロン」などは教会を迫害する悪魔的な国家を示す。いつの時代にも存在する。
・興味本位で読み解くのでなく、悪の力を見抜き、獣化した国家に迎合せず、真理に立つ教会となる。
・迫害の時は、信仰がふるわれる時、真価が問われる時。本物の教会だけが残る。

2:七つの教会へ

1) エペソ教会:キリストへの愛を取り戻せ。→2:3-4
・キリストへの愛を忘れると信仰が弱体化し、迫害の時に信仰を失う。
2) スミルナ教会:死にいたるまで忠実に。→2:10
・迫害の期間はそんなに長くはない、いつまでも続かない。→1:8 と 17:11 を比較
・ローマ帝国は、ヨハネが見た幻の通りに地上から消え失せた。
3) ペルガモ教会:偶像崇拝をやめて、悔い改めよ。→1:8
4) テアテラ教会:性的不品行をやめて、悔い改めよ。→2:20
5) サルデス教会:霊的に目覚め、祈りと御言葉に専心せよ。→3:2
6) フィラデルフィア教会:キリストの愛に生きた教会として称賛。→3:8
・フィラデルフィアは最も小さい集まりであったが、迫害の中で真価が明らかに。
・自分たちの霊的貧しさを認め、キリストなしには自分の救いはないことを知っている者たち。
7)ラオデキヤ教会:キリストを教会の中心にすえよ。→3:16
・迷える教会、なまぬるい教会を見捨てないキリスト。
3:20 見よ、わたしは戸の外に立ってたたいている。
・教会は主イエスが中心に臨在されるべき。主イエスを愛し、神の声に従っていくのが真の教会。

3:涙がぬぐわれる

・神への礼拝、主イエスを教会の中心に据える時、ヨハネが見た幻を見ることができる。→21:1
・私たちが与えられる新天新地は、主イエスによって来たりつつある確かな恵み。
・地上にあっては、人間の罪と悪の力によって涙の谷を何度も通らなければならない。
・しかし、イエスを受け入れた者は、すでに新天新地の光が差し込んでいる。→21:3-4
21:4 神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもない。以前のものが過ぎ去ったからである。
・この希望の言葉を礼拝の場において、聞き続けることができる。
・困難な中にあっても、神の御前に立ち続け、主イエスの来臨を待ち望む真の教会となりたい。
22:20 「しかり、わたしはすぐに来る。」アーメン。主イエスよ、来てください。

聖書66巻

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