序：母の日を覚えて
・母の偉大さは命を生み出すこと。また、家族を支える大きな力。
・しかし偉大な母親とて、弱さがあり多くの問題も抱えている。
・人生は、だれにとっても苦しみの連続。
１：苦しみが喜びに
・聖書は、苦しみや試練に合うことは喜びだと語る。→1:2-3
・「信仰」とは、人間であればだれもが持つ「宗教心」、「神的なものにすがる思い」のこと。
・「信仰」とは、人間存在そのものであり、それは試練によって完全なものとなる。→1:4
・人間は神によって人間として完全に造られたが、罪の不純物が混じり、偽物になった。
・人間の愚かさは、自分の罪の元凶を知らずに神をのろうこと。→1:13-15
・私たちの罪が赦されるのは、私たちが良い行いをしたからではなくキリストの十字架の恵みによる。
エペソ2:8-9 この恵みのゆえに、あなたがたは信仰によって救われたのです。それはあなたがたから出たことではなく、神の賜物です。 行いによるのではありません。だれも誇ることのないためです。
・ところが、ヤコブ書は矛盾するようなことを語る。→2:
・ヤコブ書の執筆事情は、救いの無理解(救いは苦しみがなくなることなど)に対する弁証のため。
・聖書の語る「救い」の一面は、人間が罪あるまま赦されること。それゆえ苦しみも残る。
２：救いから完成に
・しかし、罪あるままではない。罪赦されて救われたら人間として完成をめざしていくことが真の救い。
エペソ2:10 実に、私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。神は、私たちが良い行いに歩むように、その良い行いをあらかじめ備えてくださいました。
・地上の苦しみ悲しみは、神に向かう時には、私たちを完成に導く力となる。→4:8
・地上における苦しみ悲しみは、私たちを本物にする。→4:9
・「笑いを悲しみに」とは、表面的な喜びを求めてはならないこと。
３：神によって本物に
・私たちが本物に造りかえられるために・・・
ヤコブ4:10 主の御前でへりくだりなさい。そうすれば、主があなたがたを高く上げてくださいます。
・神が私たちを造り変えてくださる。それゆえ、私たちは神様の前にへりくだる。
・神は不純物ある私たちを破棄することなく、キリストにあってもう一度、本物へと造り変えてくださる。
・本物になるには時間を要する。それゆえ忍耐が重要。→ヤコブ1:4 その忍耐を完全に働かせなさい。
・神が私たちを造りかえる最も重要な力は、神の言葉である聖書。
ヤコブ1:21 ですから、すべての汚れやあふれる悪を捨て去り、心に植えつけられたみことばを素直に受け入れなさい。みことばは、あなたがたのたましいを救うことができます。
・神は私たち一人一人を、試練や様々な出来事、何よりも御言葉を用いて、本物へと造り変える。
・神の前にへりくだり、神によって本物へと造り変えていただこう。
