序.いつまでも残るもの
・イスラエルの民にとって、バビロン捕囚の経験は人生のどん底。
・全てを失っても残るものがあるか。
Ⅰコリント13:13いつまでも残るのは信仰と希望と愛、これら三つです。
※BC605バビロン捕囚→ BC586エルサレム陥落→ BC540クロス王解放宣言→ BC538第一次
帰還(神殿再建) → BC458第二次帰還(エズラ)→ BC432第三次帰還(ネヘミヤ・城壁再建)
1.ネヘミヤの行動原理
(1)1~6章:城壁の再建
(2)7~13章:エズラとネヘミヤによる宗教改革(霊的回復)
・神殿は完成したが、エルサレムの城壁は崩れたまま。
・城壁の不備は近隣諸国に侵略され、神殿礼拝の妨げにつながる。
・ペルシャ帝国のシュシャンで王宮に仕えていたネヘミヤに知らされる。 →1:3, 1:11
・ネヘミヤは王の許可と保護を受けシュシャンを出発しエルサレムに無事到着 →2:11
・ネヘミヤが城壁再建に立ちあがったのは神からの使命と確認していたから。
→2:12、私の神がエルサレムのためにさせようと私の心に示しておられることを・・・
・私たちは、日々何に心を動かされて生きているか。
・神の言葉に自分の行動原理を置くならば、人生の歩みが充実し豊かにされる。
2.妨害の中で
・城壁工事に対する妨害が始った(2:19)が、ネヘミヤはこの働きが神からのものと確信。
・ネヘミヤは民衆を励まし、もてる力を精一杯ささげた。→4:6
・妨害は続いたが、ネヘミヤの計画性、組織力の賜物が発揮され、壁が完成。→6:15
・52日で城壁は完成したが、ネヘミヤは自分の手柄にせず、神に栄光を帰した。
→6:16この工事が私たちの神によってなされたことを知ったからである。
3.ネヘミヤの祈り
・ネヘミヤは城壁再建を聞かされた時、大きな不安と恐れがあり四ヶ月間悩んでいた。
・そこでネヘミヤがしたことは「神への祈り」。→1:4節以降はすべて祈りの言葉。
・その後も、決断を迫られる時、困難が生じた時も、神に信頼し常に祈った。
→2:4、4:4、5:19、6:14、13:29-31、→2:20「天の神ご自身が私たちを成功させてくださる。・・・」
・神に心動かされた者は、神に祈りながら進む時に、必ずその働きを成し遂げることができる。
・流山近隣、日本全国、世界中の人々の救いのために、勝利を信じて日々祈り続けたい。
ピリピ2:13 神はみこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださる方です。