千葉県流山市/プロテスタントのキリスト教会です。

テモテへの手紙「国家のために祈る」

序:教会の弱体化

・テモテへの手紙は、エペソ教会の若い牧師テモテ宛に使徒パウロが励ましを綴った手紙。
・教会の弱体化原因は、(1)教会内の不一致、 (2)牧会者の弱体、 (3)間違った教えと罪。
・テモテのいたエペソ教会には、主に(2)と(3)の問題があった。

1:牧会者の弱体の克服 ~中心的な務めに向かう~

・テモテはとても評判が良く(使徒16:2)、忠実な奉仕者(Ⅰコリント4:17)と高く評価されていた。
・将来有望な若きテモテが研鑽を積み、30代になってエペソ教会に遣わされた。
・ところが教会内外の問題のためストレス性の胃腸障害に。→5:23
・パウロは体調管理の勧めと共に、次のように励ました。
4:12 年が若いからといって、だれにも軽く見られないようにしなさい。むしろ、ことば、態度、愛、信仰、純潔において信者の模範となりなさい
・パウロはテモテに対し、雑事や人々の批判に振り回されず中心的な働きに向かうように進言する。
4:13 私が行くまで、聖書の朗読と勧めと教えに専念しなさい。
「聖書のみことば」が教会の中心であり、みことばを真摯に語ることこそが、牧会の最も大切な働き。
4:16自分自身にも、教えることにも、よく気をつけなさい。働きをあくまでも続けなさい。そうすれば、
自分自身と、あなたの教えを聞く人たちとを、救うことになるのです。
・「よく気をつけなさい(配慮する)」のは「自分自身」と「教えること(聖書の教え)」に対して。
・牧師であるテモテ自身が自分自身を大切にすること。
・聖書が正しく語られ聞かれるために、教会が整えられ健全に成長することが重要。

2:間違った教えと罪の克服 ~神の計画に生きる~

・エペソ教会にはさらなる問題、間違った教えや罪があった。→1:3-4
・4節「果てしない作り話」とは、聖書に基づかない神観や人間的宗教や異端。
・エペソ教会の人々が間違った教えに傾いてしまうのは、自己欲求の満たしを教会に求めるため。
・絶対者なる神の計画の中に自分を置くことをしないと正しい目的を見失う。→1:6
・教会は神の福音を託され、その福音を正しく伝えることが目的であり、それが喜びとなる。→1:11-15
1:11 神の、栄光の福音によれば、そうなのであって、私はその福音を委ねられたのです。
・パウロは、神のあわれみによって罪赦され、さらに宣教の務めを委ねられたことを喜んでいる。
・教会は聖書のみことばから、教会の内と外に向かって福音を伝える喜びの存在。

3:国家のために祈る

・パウロは教会の正しい務めが、教会内だけではなく外にも向かうように命じる。
2:1 すべての人のために、王たちと高い地位にあるすべての人のために願い、祈り、とりなし、感謝をささげなさい。
・当時の教会を迫害していたローマ帝国のためにも祈るように言ったのは福音宣教のため。
2:4 神は、すべての人が救われて、真理を知るようになることを望んでおられます。
・国家が聖書の真理に反することを強要する時には反論するが、救いと祝福を祈ることも重要。
・私たちは、神から福音宣教を委ねられた者として国家のために祈りたい。→2:8-15
2:8男たちは怒ったり言い争ったりせずに、どこででも、きよい手を上げて祈りなさい。
・日本と全世界の救いを願って祈り続けることが、人生において尊い務めとなり輝きとなる。
2:2 それは、私たちがいつも敬虔で品位を保ち、平安で落ち着いた生活を送るためです。

聖書66巻

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